エレクトリシャン-おきらくゲームソフト事典-

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エレクトリシャン

ジャンル:アクション
メーカー:コトブキシステム
発売日:1986年12月26日
ハード:FC

概要

電気工の主人公、リチャード・ライトを操作して、地震により大規模な停電になった都市の電力を回復していくことが目的のアクションゲームです。ゲームはビルステージと地下ステージに別れています。

ビルステージでは敵を避けながら、配線をつなぎ、全ての部屋に明かりを灯す事が目的になります。部屋ごとに配線が分かれていて、その部屋の上にある線を結ぶと明かりがつきます。ネズミやクモなどの敵がいて、配線がつながらない状態だとかじられてしまって、またつなぎ直さないといけなくなります。ただし、配線をちゃんとつないで、部屋に明かりを灯せば、その線は切られる事はなくなり、逆に敵がその線に触れると倒す事が出来るようになります。

敵は様々で、配線を切るような敵もいれば、配線に従って移動してくる敵もいるので注意が必要です。ただし、敵ごとに対処の仕方は明確なので、慣れてしまえば、そんなに慌てる必要はないです。むしろ、調子に乗って高い所から落ちてミスするなんてのに気を付けた方が良いかもしれません。

地下ステージは都市の移動になっていて、次の都市のビルの入り口にたどり着けばステージクリアになります。地下は暗闇になっていて、ライトを照らさないと行き止まりの壁などが見えない事があります。このステージも敵が出てきますが、やはり、対処の仕方は敵ごとに分かりやすく決まっているので、慌てない事が重要です。

都市の移動と言う事で、各地の風景が映し出されています。ちなみに舞台はアメリカとなっているので、アメリカの観光地の風景などがあったりします。特定の場所でジャンプする事で、この風景に変化が起こり、ボーナスがもらえたりします。

また、地下ステージには通常では入れない裏面と言うのが存在して、その裏面を出現させるキーとなっているのが、風景の変化だったりします。更にこの風景の変化は裏面にもあり、全ての裏面で風景を変化させると、通常とは異なるエンディングを見る事が出来たりします。

このエンディングを出すのは意外と大変で、1周するときに出現する裏面はひとつだけ、その上、その周回ごとにどこが裏面になるかが決まっているらしく、逃してしまうと、また出るまで待たないといけなくなります。順調に出来たとしても、1周で1回で裏面は7面あるので7周する必要があります。

ビルステージで部屋に明かりをつけた時に現れる泥棒を捕まえたり、地下ステージでたまに出現するギャングを捕まえるとアイテムが出現し、取るとパワーアップします。ジャンプ力が2倍になるホッピングは便利ですが、ヘルメットを持っていないと頭を天井にぶつけて操作が難しくなったりするので注意が必要です。

1面、2面と最初はそれなりに楽しめる作品だと思うのですが、ステージが基本的にはそれほどの違いが感じられないというので、だんだんと単調に感じる部分がある作品です。ステージ開始時に自分でスピードを変える事が出来るという難易度調整があるのですが、どうせなら、周回重ねるごとに自動的に難しくなった方が良かったのではと少し思いました。また、ステージ構成も同じでは無くて、ちょっと形を変えただけでもまた違ってきたのではとも思います。そこまでやり込むことを想定していなかったのかもしれませんが、それだったら裏面の仕様や隠されたエンディングは何のためにあったんだろうと思ってしまいました。


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