ディープダンジョン 魔洞戦記-おきらくゲームソフト事典-

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ディープダンジョン 魔洞戦記

ジャンル:RPG
メーカー:DOG(スクウェア)
発売日:1986年12月19日
ハード:FC

概要

王女エトナ姫の魂を助け、ドールの街を救うためにダンジョンに挑みます。ファミコン初の3DダンジョンRPGでもあります。プレイヤーキャラクターは一人でダンジョンに挑むという設定になっています。ちなみに物語としては、主人公の前に歴戦の勇剣士ルウもダンジョンに挑んでいて、戻ってこなかったという設定があるのですが、それが最後の驚きの展開への伏線になっていたりします。

基本的には敵を倒して経験値を上げてレベルアップしていきながら、装備を整えダンジョンを探索していくという感じになっています。道具が一般的なRPGの魔法と組み合わせたような形になっていて、道具を使うと魔法の効果が発揮されるという形になります。ただ、MPみたいな概念は無いので、単純に道具を使って効果が出たのと印象は変わらないです。

3DダンジョンRPGとしては意外とシンプルな感じです。ダンジョン自体の構造も物凄く複雑ではないですし、仕掛けも特別に意地悪な物もなく、わりと分かりやすい感じで、難しい所もちゃんと探せばヒントが見つかる形になっています。その上、アイテムの地図で全てでは無いですが、周辺を含めたマップを確認する事が出来るので、マッピングも比較的しやすい作品です。3DダンジョンRPGと言うと、マッピングと言うのがひとつの楽しみだったりしますが、その面白さを感じることが出来る作品です。

ゲームのバランスが少し大雑把に感じる部分があります。ダメージの幅が大きく、攻撃が空振りとなるケースも多いです。レベルを上げて装備を整えれば、少しは安定するのですが、そこに至るまで、特に序盤はいきなりやられてしまうケースもあります。レベルを上げても攻撃を空振りして、大ダメージを喰らうという場合もあり、意外と苦戦させられる場面があったりします。

また、移動していなくても敵が出現するので、のんびりと考えている間に敵が出てくるなんて事もあるので注意が必要です。逆にレベルアップのために歩き回る必要が無く、待っていれば敵が出る利点ともなります。

ダンジョンの中にはゴミが落ちていて、ゴミをあさるとお金が出てくる事もあります。このゴミは階を移動すると復活するので、必死にゴミをあさる主人公と言うのもネタにされる事があります。また、扉を開ける時には、蹴って開けるというメッセージになっていて、その辺りも独特のテイストがある作品です。

続編もディスクシステムで登場していて、本作のデータがあると有利に始められる特典があったりします。


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