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ブリーダー

ジャンル:シミュレーション
メーカー:ソフトプロ
発売日:1986年12月15日
ハード:FC

概要

ロボットに能力値を振り分けて、強いロボットを作り戦わせるゲームです。

ロボットを作るにはまず、ボディを選びパラメーターを振り分ける必要があります。

ボディは2足歩行、4足歩行、3輪タイヤ、6輪タイヤ、スネーク、ホバー、キャタピラの7つから選びます。ボディによってパラメーターの能力値が変わるところがあります。例えば、4足歩行はKICKの能力が高くなり、6輪タイヤはSPEEDの値が高くなったりします。

パラメーターにはSPEED、DEXT、ARMOR、TORQUE、JUMP、WALK、LASER、LUCKY、IQ、L・DIST、KICK、PUNCH、CHARGE、MIND、JUMPDISTの15項目があります。各パラメーターの最大値は10となっています。パラメーターを上げる際にはポイントが必要になりますが、その値はパラメーターによって異なります。

例えば、走行速度に影響するSPEEDは1ポイント上げるのに20必要ですが、歩き方の違いが出るWALKに関しては0ポイントなので、ポイントを消費しないなどの違いあります。また、SPEEDを上げると燃料の消費量が増えるなど、他の部分に影響を与えるパラメーターもあります。

ポイントは999まで使用できますが、全てのパラメーターを自由に出来るほどではないので、どの部分を強化するかを考える必要があります。一点突破を狙うような極端なバランスの物を作るか、オールラウンダーのようにどういう相手でも苦手にせず戦う事が出来る物を作るのか考えるのが面白い所です。

作ったロボットを戦わせますが、対戦は自動で行われるプレイヤーは操作することが出来ません。この自動で戦われるバトルは面白い所のひとつでもあるのですが、戦いが長引くと見ているだけと言うのも大変だったりします。

コンピュータとの対戦だけでなく、他のDISKで作ったロボットと対戦する事が出来ます。

それぞれに個性が出るので、あるロボットには強くて、あるロボットにはあっさり負けてしまうなど、試行錯誤を繰り返して楽しむゲームになっています。

各パラメーターの効果が分かりにくかったり、戦闘が長くなったりする点など、必ずしも全てが洗練されている作品ではないのですが、あれこれと考えて遊ぶのは楽しいと感じます。

後々のゲームの歴史を考えると、時代的には早すぎた作品という気もします。その時代に合った形で出ないと、受け入れられるのは難しくなるという事かもしれません。


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