謎の壁 ブロックくずし-おきらくゲームソフト事典-

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謎の壁 ブロックくずし

ジャンル:その他
メーカー:コナミ
発売日:1986年12月13日
ハード:FC

概要

タイトルそのままブロック崩しのゲームです。物語としては、SF的な壮大な設定があるのですが、ゲームとしてはほとんど関係ないです。ただし、あるキーワードを探すという目的があり、それはクリアに重要な要素となっています。このキーワードはいくつかの面に隠されている文字を組み合わせて見つける必要があります。

特徴としては、敵が出現し、倒す事でアイテムを獲得する事が出来る事です。アイテムには、バーを長くしたり、ボールを増やしたり、ボールの攻撃力をあげたり、ミサイルを発射出来るようになったりします。

ステージによっては、ボスが登場するステージもあります。また、敵によっては、倒す事が出来ず、ボールを当てようとするとくわえて、少し間をおいてボールを投げるのもいます。

たまにコナミマンが出現して取ると裏面に進むことが出来ます。表面、裏面でステージの構成が違うので、どちらで進むかを考える事も重要です。

最後にキーワードを入力し正解すればクリアとなりますが、そうでないとやり直しになってしまいます。意図して全てのキーワードを見つけるのは大変ですが、いくつか集まった文字を並べて、発売された時期を考えてみれば、意外とすぐに答えは分かるのかもしれません。

敵キャラやアイテム、特徴あるブロックなど、単調になりがちなブロック崩しを面白くさせようとする仕掛けがあり、それが上手く成功しているゲームだと思います。難点があるとすれば、一部のステージの難易度が高い事でしょうか。

ボールが入る場所がかなり限定されていて、入れるのが難しかったり、一度、入ると今度は延々と戻って来なかったりする場面があったりします。また、ボールをくわえて邪魔をする敵がいて、一度や二度であれば、良いのですが、それを延々と繰り返されるのはちょっとテンポが悪くなる気がします。

ファミコンでは同時期に発売されたブロック崩しのゲーム、アルカノイドと比較される事があります。ちなみにファミコンでの発売と言う意味では、本作の方が早いですが、アルカノイドはアーケード版がその前に登場していたりします。

専用コントローラーの有無、アイテム出現方法、アイテムの種類など、違っているなと思う部分、似ているなと思う部分もあり、微妙な感じもあるのですが、意外と似ているなと思うのがSF的な物語が背景にある事です。その辺り、意識しているのかどうかは知りたくなります。ゲームの雰囲気としては、アルカノイドに比べると可愛らしい感じがする作品と言う気がします。


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