ザナック-おきらくゲームソフト事典-

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ザナック

ジャンル:シューティング
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:1986年11月28日
ハード:FC

概要

戦闘機ザナックを操作して戦う縦方向スクロールのシューティングゲームです。

ザナックにはメインウェポンとサブウェポンの2種類の武器があります。メインウェポンはパワーチップを取る事によってパワーアップしていきます。サブウェポンは0から7までの8種類用意されていて、その数字のチップを取る事によって切り替える事が出来ます。また、同じ数字のチップを取り続ける事でサブウェポンはパワーアップしていきます。

サブウェポンはどれもクセがある感じなのですが、パワーアップして使いこなせば、どの武器でもクリアを目指せるというのは嬉しいです。自分に合った武器を見つけてこだわるのも良いですし、気分によって違う武器を選ぶと、また、違った感覚でプレイして楽しむことも出来ます。

特徴的なのが、ALC(Auto Level Control:自動難易度調節機能)と言うシステムが採用されている事です。このALCはプレイヤーの戦い方によって難易度が変わるシステムで、偵察機の破壊、要塞の破壊、ミスをしたかどうかなどによって、難易度が変わってきます。特にありがたいのがミスをした時に、難易度が下がってくれる事で、再びパワーアップするまでの時間を稼ぐ事が出来ます。

敵の攻撃が激しい作品ではあるのですが、パワーアップするとこちらの攻撃も負けじと激しくなっていき、派手な戦いになります。それでいて、ファミコンでありながらほとんどチラつきが無いというのも評価されるところです。高速スクロールのステージなどもあり、その技術力の高さを感じる事が出来る作品です。

難易度としては、敵の攻撃が激しく、初めは難しく感じるのですが、慣れてくると意外とそうでもないです。パワーアップは頻繁に出てきますし、得点による残機アップも比較的容易だったり、パワーアップにより敵の弾を消せるようになったりする要素があるので絶対にクリア不可能と言う作品ではありません。その場で復活する事もあり、残機が残っていれば、強引にクリアを目指す事も出来たりします。

ディスクシステムでのゲームなので、これだけのゲームを、当時、書き換えで、しかも、片面で遊ぶことが出来たというのは改めて考えると驚くべき事だったのかもしれないと思いました。ちなみに元々はMSXのゲームで、ファミコン版はアレンジ移植版となっています。ただ、知名度としてはファミコンのディスクシステムで登場した本作の方が高い気がします。


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