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きね子

ジャンル:パズル
メーカー:アイレム
発売日:1986年11月28日
ハード:FC

概要

分かりやすく言えば、動く絵のジグソーパズルです。分割されているピースを並べて正解の絵を完成させる事が目的となっています。元々はキネティックコネクションと言うMSX2用のゲームで、ファミコンのディスクシステム版である本作はきね子と言うタイトルになっています。

ルールとしてはとてもシンプルで難しくはありません。ただし、パズルとしては難易度は高めです。物体が順番に移動していく物であれば、比較的分かりやすいのですが、幾何学模様のようなものだと、どういう順番で動いているのかを一目見ただけではなかなか理解できないです。ピースは上下、左右に反転している事もあり、それもパッと見ただけでは瞬時に判断する事は難しく、余計に混乱させられてしまいます。分かりやすいところから埋めていくことが基本だと思いますが、それを見つけるのも大変だったりします。ピースは16、24、48枚に分かれていて、数が増えると更に難易度が増していきます。ピースの数が一見するとそんなに多くないので簡単だと思いきや、プレイしてみるとその難易度にすぐに気が付きます。

個人的には操作性の悪さと言うのが気になります。なかなかピースが見つからずに苦労させられるのですが、そのピースを上下逆にしたり、反転させるのがコントローラーで簡単に出来ないです。ファミコンのボタンの関係なのかもしれませんが、もう少し操作しやすいやり方はあったのではと思ってしまいます。ただ、この辺りは不自由さが逆に良いという人もいるようで、それだけ苦労させられる分、クリアした時の感動があると評価する人もいるようです。

ステージは全部で10面であまり多くなく、音楽が地味だったりと、決して、派手な感じではない作品ですが、ハマる人はとことんハマるという感じで、楽しめる人には楽しめるという作品と言う感じでしょうか。シンプルなゲームなので、今でも同じような感覚で楽しめる作品と言えるのかもしれません。一度始めると、なかなかクリア出来ずに気が付いたら、時間が経っていたと感じてしまうゲームでもあります。

続編として、問題が変わったバージョンのきね子IIがファミコンのディスクシステムで登場しています。書き換え専用として登場しているのですが、こういうタイプのパズルゲームで問題が変わったものを手ごろな価格で遊べるというのはディスクシステムの利点と言えるのかもしれません。

スーファミで似たようなタイプのゲームが出ていたりしますが、本作とは直接的な関係は無いようです。


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