デッドゾーン-おきらくゲームソフト事典-

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デッドゾーン

ジャンル:アドベンチャー
メーカー:サンソフト
発売日:1986年11月20日
ハード:FC

概要

コマンド選択式のアドベンチャーゲームです。スペースコロニーを舞台にしたSF物と言う感じになっています。アドベンチャーゲームで基本的にはコマンドをいろいろと試しながら先に進めていくタイプのゲームです。ただ、意外とゲームオーバーになる要素が多いため、コマンド総当たりをすればいずれは先に進めるという感じではありません。

とりあえずはいろいろと試しながら、ゲームオーバーになったら、その原因を考えて適切な対処方法を考えていくことが求められます。

フロアを進むように物語が進んでいくので、ひとつ謎を解いたらまた別の謎が来るという分かりやすい感じにはなっています。

答えが分かってしまうと、先に進むのは簡単なのですが、何も分からないで進めると結構苦戦させられるゲームです。最後の謎解きは一応ヒントがあるとはいえ、気が付かなければ分からないのではと言う気もしました。

基本的には硬派なSFのような作品ですが、相棒であるロボット、キャリーの行動など笑わせてくれる部分もあって楽しめる作品になっています。音声合成やアニメーションなどもあって、この当時のゲームとして、技術的にもいろいろと挑戦している点も面白いなと思いました。

心憎い演出として、主人公のキャストが入力したプレイヤー名だったり、その他のキャラクターがHVC−022とディスクシステムの型番だったりと思わずにやりとしてしまう部分があったりします。

ひとつだけ謎なのが、途中、唐突に現れるでっどぞーんというミニゲームです。本作と同じくサンソフトが開発したゲーム、いっきのボーナスゲーム、おにぎり投げと同じ内容のゲームなのですが、何の脈絡もなく登場します。

このでっどぞーんでは投げてくるおにぎりを全て取らなければクリア出来ないようになっていて、かなり難易度が高いです。おにぎりの投げてくる位置は固定になっているので、それを正確に覚えておかないとクリアは難しいです。反射神経でどうにかなるような物ではないので、先読みして次の位置に移動しておく必要があります。

全体的には硬派なSFの物語で、ラストも感動的な部分もあって楽しめる作品なのですが、このでっどぞーんの存在だけは謎が残ります。隠しのミニゲームとかだったら分かりますし、物語として何かを手に入れるために挑むみたいな設定でもあれば、少しは納得できる気はするのですが、まるで映画のインターミッションのようにあまりにも突然出てくるのは本当に謎です。


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