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プロレス

ジャンル:スポーツ
メーカー:任天堂
発売日:1986年10月21日
ハード:FC

概要

タイトル通り、そのままプロレスのゲームです。6人のレスラーから一人を選び、チャンピオンを目指して戦います。

最初はFWA(FAMICOM WRESTLING ASSOCIATION)のタイトルを目指して他の5人のレスラーと戦います。FWAを獲得すると、防衛戦として、再び、他のレスラーと戦いが始まります。そこを勝ちぬくと、最後にFWF(FAMICOM WRESTLING FEDERATION)のタイトルを賭けた戦いとなります。フォールによる3カウントか、場外での20カウントで勝敗が決まります。

様々な場面に応じて多彩な技が使えるのが特徴で、組み合って出せる技だけでなく、トップロープからのフライングボディプレス、場外選手へのブランチャーなど、実際のプロレスで盛り上がる要素がちゃんと再現されています。更に選手ひとりひとり、見た目だけではなく、個性的で特徴ある必殺技が用意されていて、それぞれの選手で攻略パターンを考える楽しみもあります。

ゲームとしては、体力が重要な要素になってきます。体力があるとフォールしても3カウントにならずに跳ね返されたり、大技をかける事が出来なかったりします。そのため、序盤は地味に見える技で少しずつ体力を削る事がポイントになります。特に中盤以降はいきなり大技を仕掛けようとするとあっさりと跳ね返される事もあるので、相手の様子を伺って技を掛ける必要があります。この体力、ゲージで示されている訳ではありませんので、ダウンからの起き上がりの動作などを見て、判断する事が必要になります。

また、技を掛ける際には連打も重要な要素になってきます。連打できるコントローラーがあったりすると意外とあっさりと技を掛ける事が出来たりします。

残念なのはセーブやパスワードによるコンティニューが無い事でしょうか。そのため、一度、始めると最後まで通してやらないとクリアまでたどり着けないです。慣れてくれば、短時間で進める事は事実なのですが、毎回、最初からやらなければいけないのは、それなりに大変です。

どっかで見た事があるようなレスラーだったり、一部の選手の必殺技が強すぎて、相手をはめてしまえる点なども少し気にはなりますが、総合的に見れば、かなり完成度が高い作品と言う気がします。

本作の開発に携わった増田雅人さんが後にプロレスゲームとしては名作のシリーズと言われる、ファイヤープロレスリングシリーズを手掛けた事を考えると、その流れは受け継いでいったという事なのかもしれません。


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