スーパーマリオブラザーズ2-おきらくゲームソフト事典-

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スーパーマリオブラザーズ2

ジャンル:アクション
メーカー:任天堂
発売日:1986年6月3日
ハード:FC

概要

スーパーマリオブラザーズシリーズの第2弾です。クッパにさらわれたピーチ姫を助けに行くために冒険するという物語は同じですが、実はお話としては、続編では無く、パラレルワールドのお話と言う事になっていて、ピーチ姫が改めてさらわれた訳では無いです。物語の厳密性を問われるシリーズでは無いのですが、ちょっと意外な設定だなとは思ってしまいます。後のシリーズの事を考えると、ピーチ姫がクッパにさらわれた回数はどう数えるべきなんだろうと少し考えてしまいました。

基本的なルールとしては変わりありません。制限時間内にゴールにたどり着けばクリアとなり、スーパーキノコを取って大きくなったり、ファイアフラワーを取って火の玉で攻撃できるようになったりする点も変わりありません。

大きな変更点としては、ルイージの能力が変わった事です。前作では2人プレイの時の2コン用のキャラクターに過ぎなかったルイージですが、本作ではゲーム開始時にマリオかルイージを選ぶことが出来るようになり、能力も違っています。マリオは前作と変わりありませんが、ルイージはジャンプ力が高くなっているのですが、その分、ダッシュした後、止まる時に、滑りやすくなっています。なかなかクセがある特徴で、ジャンプ力と言う意味では使い勝手が良いのですが滑る分、微妙な調整が難しく、どちらかと言えば、上級者向けのキャラクターとなっています。

その他に、パワーダウンするアイテムとして毒キノコが登場したり、坂さ土管、スーパージャンプ台、追い風、新規の敵キャラなども追加になっています。

全体的に前作をクリアした人向けの難易度上昇版と言う感じの出来になっています。そのため、最初のステージからかなり難しいです。その上、意地悪な部分も結構あります。前作をプレイしていると、ワープの位置が良そうで来たりするのですが、同じような感じで進めていくと、元のワールドに戻ってしまうワープが登場したりします。後のシリーズを含めても一番難易度が高いのではと言われる事が多いです。

そういう難易度のためか、クリア後におまけのステージも用意されています。8回クリアした後に登場するAからDのワールドは更に難易度が増しています。また、おまけ的な感じで登場するのが、全てのステージをワープ無しでクリアした時に登場するワールド9です。このワールド9は残機が1で始まるステージで、そのためか、物凄く難易度が高い訳ではありません。ただ、9−4で記されたメッセージを見ると、ちょっとぐっとくるものがあります。

ディスクシステム用として登場した作品でもあり、書き換え回数としては1位だったみたいです。それだけ楽しみにしていた人が多かったというところでしょうか。難易度を考えると結構、容赦ない感じもしてしまいます。


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