レイラ-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：アクション
メーカー：デービーソフト
発売日：1986年12月20日
ハード：ＦＣ

主人公、レイラを操作して、マニトカ博士を倒すため戦うアクションゲームです。同時期に発売されたマドゥーラの翼と同様に分かりやすく女の子が主人公のゲームで、こちらもマドゥーラの翼と同じ様に女の子が主人公のゲームの元祖と言われる事もあります。

全部で８面あり、それぞれのステージが洞窟面、基地面と分かれています。基地面のラストにはボスが控えていて、それぞれのステージの合間にはシューティングによるボーナスステージがあります。

ステージにある箱を壊すとアイテムが出現します。レイラは最初、ピストルしか武器を持っていませんが、アイテムを取る事で他の武器を使えるようになります。ただし、ピストル以外の武器は弾数の制限があります。また、レイラのスピードや体力が上がるアイテムもあります。

弾数制限があるので、無駄撃ちしないように注意する必要がありますが、ピストルだけでは心もとないので、必要以上に節約しすぎてやられてしまっては意味がないです。また、穴に落ちると全ての武器が半分になってしまうので気を付ける必要があります。

途中、相棒のイリスを仲間にする事が出来ます。イリスは一緒に戦ってくれるのですが、武器の消費が２倍になるので、余計に注意して武器を使う必要があります。

基本的には洞窟面は一本道のステージで生物系の敵が出現し、基地面はエレベーターで階を上下に移動して進み機械系の敵が出現します。生物系の敵は火炎放射、機械系の敵はバズーカとそれぞれ有効な武器が違うので切り替えて使うのが効果的です。基地面は迷路のようになっていて、どのエレベーターに乗るのか、上と下どちらに行くかによってルートが変わってきます。これがこのゲームの難易度をかなり高くしています。

スタート直後のエレベーターで移動する必要があったり、乗ってきたエレベーターですぐに戻る必要があったりとかなり複雑になっています。しかも、ルートによってはクリアが出来ない場合もあったりとかなり厄介な事になっています。このルートをちゃんと覚える事が出来なければ、クリアは難しくなります。かなり意地悪だと感じるのがイリスを助けるためのルートで、ペナルティ覚悟でわざと穴に落ちないといけない部分もあったりします。

ライフ制になっていて、最初の方では敵を一匹、途中から敵を二匹倒すことで回復アイテムが出現します。敵の攻撃は激しいところもありますが、回復の目処は立てやすいですから、慎重に対処すればどうにかなります。ただ、独特の慣性があり、スピードが上がっていると特に滑る感覚があるので、その点は注意する必要があります。

アクションゲームとしては、場面に応じた武器の切り替えなど、楽しめる要素はあるのですが、やはり、基地の迷路が複雑すぎるのが、かなり難点だと思ってしまいます。

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