ディーヴァ ナーサティアの玉座-おきらくゲームソフト事典-

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ディーヴァ ナーサティアの玉座

ジャンル:シミュレーション
メーカー:東芝EMI
発売日:1986年12月5日
ハード:FC

概要

異なるハードで別々に展開されていたゲーム作品で、全部で7つあるストーリーの内、ファミコンではSTORY6に当たる部分が登場しています。宇宙海賊マータリ・シュバンが主人公となっています。ゲームとしては各地にある惑星を制圧しながら、ナーサティア双惑星を発見し、制圧する事が目的となります。

惑星の制圧戦は、ドライビング・アーマーによるアクションゲームになっています。ステージ開始前に支援アイテムを3つ、マップに配置する事が出来ます。シールドの回復、敵の殲滅、ミサイルの3つがあり、これをどう配置するのかが攻略には重要になります。終盤に備えておいた方が最後は楽になりますが、ステージによっては中盤の方が難しい場合もあるので、状況を見極める事が必要です。

惑星の他に敵の艦隊も存在していて、艦隊戦はシミュレーションゲームのような形で行われます。敵の艦隊を放置しておくと、制圧した惑星を奪われる時もあるので注意が必要です。惑星を制圧する事で、艦隊を生産する能力も上がり、自分の艦隊を強化する事も出来ます。これによって、制圧戦でのシールドが強化されたりもします。敵の艦隊も徐々に強くなっていくので、バランス良く制圧戦と艦隊戦を繰り返して進める必要があります。敵の艦隊を倒すと攻略のヒントをもらえる事もあります。ただ、惑星を奪われても再度奪い返せば済んでしまうため、アクションステージに自信があれば、艦隊戦にはそれほどこだわる必要が無かったりします。

単に全ての惑星を制圧するだけでは、真のエンディングには到達する事が出来ません。真のエンディングに到達するには、ゲーム開始時のレベルで4を選んで、その上で特定の条件を満たす必要があります。

制圧戦も艦隊戦もちゃんと楽しめる内容にはなっているのですが、物語としては不足に感じる部分も多いです。元々が全てをプレイしないと物語の核心にたどり着けない作品ではあるのですが、それでも本作だけでもう少しまとまっていて欲しかったとは思ってしまいます。ちなみに他の話で登場するキャラクターも出ていたりするので、他機種の作品をプレイしていると楽しめる展開と言うのもあります。他の作品で役に立つパスワードなどもゲーム中で得る事が出来ます。

異なるハードでの展開と言うのはアイデアとしては面白かったと思うのですが、今とは異なる時代と言う事もあり、かなりハードルが高かったのではと感じてしまいます。物語として、結構、凝った設定もあったりしただけに余計に勿体なかったのではと思ってしまいました。ちなみに、後に全機種版をひとつにまとめた作品と言うのも登場しています。そちらは今でもプレイ可能な状況にはあるので、全てやってみると新しい発見があるのかもしれません。


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