けいさんゲーム算数5・6年-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：その他
メーカー：東京書籍
発売日：1986年10月30日
ハード：ＦＣ

小学校５・６年生の算数のけいさんゲームです。東京書籍のけいさんゲームシリーズとして発売された教育用ゲームです。

ゲームモードは、小数のかけ算、小数のわり算、分数のたし算とひき算、分数のかけ算とわり算の４つのがあります。

小数のかけ算、小数のわり算は、それぞれ小数の掛け算、割り算の問題が出題されるゲームですが、ゲーム内容としては同一の物になっています。ゲームはシューティングステージと計算ステージがあります。シューティングステージは横スクロール型のシューティングになっています。計算ステージではクリアをすると、シューティングステージの自機をパワーアップさせることが出来ます。

分数のたし算とひき算、分数のかけ算とわり算は、それぞれ分数の足し算と引き算、分数の掛け算と割り算の問題が出題されるゲームですが、ゲーム内容としては同一の物になっています。ゲームは敵である蛇や虫を避けながら正しいかごに白の花の実を入れるゲームです。

けいさんゲーム算数4年と同様にゲームの種類としては２種類となっています。シューティングゲームは、一応、ちゃんとしたシューティングゲームの体裁は整っている気はしますが、シューティング単体としては微妙な感じがします。難易度が高い所もあり、計算に集中できないのではと思ってしまい、何か本末転倒な気がするのは気のせいでしょうか。

このけいさんゲームシリーズ、最後の最後で５、６年生をひとまとめにして発売していますが、どうせなら全てをひとまとめにして発売してもよかったのではと思ってしまいます。とは言え、例え、一緒に登場したからと言って、そのまま、楽しめる作品だったのかは微妙な感じがします。ひとつひとつの内容を考えてしまうと、余計にそう思ってしまいます。

同日に発売された、けいさんゲーム算数4年と共にシリーズとしては最後に登場しています。ちなみに中学、高校の数学を題材にした作品なんてのも出ていないです。

実際にこのゲームでどれだけ計算力が上がるのかなと思ったりします。計算が苦手な子供が苦手意識を克服できたのかなとか思ってしまいました。ゲームをして、ついでに学力アップなんてのは、理想的ですが、それをゲーム性と両立させるというのは、難しいのかなと思いつつ、後に出る脳トレとか見ると、シンプルなゲーム性でも成り立っているのもあり、時代的な違い、ハードの違いもありますので、同列には語れませんが、もう少しアイデアがあっても良かったのではと思ってしまいます。

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