ゴーストバスターズ-おきらくゲームソフト事典-

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ゴーストバスターズ

ジャンル:アクション
メーカー:徳間書店
発売日:1986年9月22日
ハード:FC

概要

映画、ゴーストバスターズを題材としたゲームです。ゴーストバスターズとなり、ゴーストを退治する事が目的となっています。ゴーストを退治するとお金がもらえ、そのお金で装備を整えていきます。

と、これだけで判断するとよくあるアクションゲームなのかなと感じるかもしれませんが、いろいろと謎な部分が多いゲームとしても知られています。ゲームとしては、移動しようとするといきなりレースゲームが始まり、邪魔する敵を避けながら目的地を目指す必要があります。敵の車に当たると罰金を取られたり、のんびりしているとガソリンが切れてしまう事があるので注意が必要です。目的地についてのゴーストの捕獲は一応それなりにちゃんとしている気はします。

そうやってお金を稼いでいくのがおそらくは本来のやり方なんでしょうが、このゲーム、お金を稼ぐだけならもっと簡単な方法が存在します。お店に行くとアイテムの売り買いが出来るのですが、とあるアイテムの買取価格が販売価格よりも高いため、そのアイテムを買って、売ってを繰り返すだけで自然とお金が溜まっていきます。

実際の操作としても簡単で、そのアイテムにカーソルを合わせて、AボタンとBボタンを押しっぱなしにしておけば、自然とお金が増えていくことになります。溜まったお金で装備を整えれば、いきなり最後の目的地に行けるようになります。知っていれば、開始5分も掛からずに出来てしまいます。

そこからは少し大変になります。最終目的地に着いたら、階段を上って屋上を目指すのですが、なぜか操作にはボタンの連打が必要になります。加えてゴーストの動きが独特なのでかなり苦戦させられます。どうにかして屋上に上がるとラストバトルになります。

最後はシューティングみたいな形でラスボスと戦う事になりますが、衝撃的なのはそのエンディングです。結構、激しい攻撃があるので、苦労して倒したと思って喜んでいると謎の文字、りりと言うのが表示されて終わってしまいます。何ともシュールなエンディングでこれもネタにされる事が多いです。

このりりに関して、いろいろと言われていて、当時、雑誌のキャンペーンでこの文字を送るとプレゼントがもらえたなんて話もあったのですが、今は解析した結果、文字化けだったのではと言う説が有力なようです。修正すると出てくる文字と言うのも明らかになっていたりするのですが、その文章が英語でスペルミスだらけ、英語としても意味が良く分からないというオチが付いていたりするようです。

後に映画の続編であるゴーストバスターズ2を題材としたアクションゲームと言うのもファミコンやゲームボーイで登場しているのですが、そちらはかなり出来が良いアクションゲームとなっています。開発しているところも時期も違っているので、簡単には比較できませんが、それでもどうしてこうなったと言いたくなってしまいます。ただ、これだけの出来の悪さだからこそ、名前が残されているゲームでもある事も事実です。出来が良い方よりも名前が有名な気もするので、ある意味で皮肉めいている気もします。


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