スーパーピットフォール-おきらくゲームソフト事典-

おきらくゲームソフト事典-> FC(3)-> アクション-> サ行-> スーパーピットフォール

スーパーピットフォール

ジャンル:アクション
メーカー:ポニーキャニオン
発売日:1986年9月5日
ハード:FC

概要

探検家ハリーを操作し、ラージ・ダイヤモンドを探し、地底人に捕らわれた姪のロンダと愛猫クイッククローを助ける事が目的のアクションゲームとなっています。広大なマップを探索しながら冒険する形になっています。いろいろと問題点が多いゲームで評価としては厳しい作品です。

問題点をあげるとキリがないのですが、一番の問題点はハリーの挙動がいろいろとおかしい所でしょうか。ハシゴの途中で突然落ちたり、壁にめり込んでしまう事があったりと、それが仕掛けなのか、バグなのか良く分からない状態に陥ってしまう事がありストレスがたまってしまいます。

更にアイテムの類が全て隠しになっているところもあげられます。それを見つけるためにはジャンプが必要なのですが、そのジャンプの場所は意外とシビアになっているため、見つけるのにはかなり手間が掛かってしまいます。

その上、クリアに必要な隠し通路へのワープがかなり厄介です。ワープの入り口は鳥になっているのですが、それを見分けるのが難しいです。ワープできる鳥であれば触ればワープできますが、そうでない場合はミスになってしまいます。ワープできる場所のヒントがある訳では無いので、その鳥がワープの入り口の鳥なのかを見分けようとするのは困難です。

元はAtari 2600と言うゲーム機のピットフォールと言うゲームの続編、ピットフォールIIがベースになっているようですが、アレンジされての移植でゲームとしては全くの別物になっています。ちなみにピットフォールはスーパーマリオ以前は最もヒットしたアクションゲームだったそうです。

そういうゲームが元になっているのにこういう出来になってしまっているのはとても残念な気がします。広大なマップをあちこち巡る感じはそれなりに楽しいと感じる部分もあるのですが、細かい部分でのバランスの悪さが与える影響がとても大きかった作品と言えるかもしれません。

もう少しキャラクターが快適に動いていたら、アイテムの見つけ方が簡単だったらと、ゲームとしてはごく基本的な部分がしっかりしていれば、また違った評価を受けたのかなと思いました。

ファミコン版の大きな謎のひとつとしては、ハリーの姿です。スーパーなマリオに見えてしまってしょうがないです。ちなみにファミコン版が発売されたのは、1986年でスーパーマリオが1985年に出て人気が出ていた頃ですから、その影響はあったのかなと思いました。

ファミコンで出ているゲームですから許されているのかもしれませんが、おおらかな時代だったんだなと思ってしまいました。ちなみにこのゲームのPC移植版と言うのも存在していますが、そちらのグラフィックではハリーは全く別の姿をしています。ちなみにPC移植版はライフ制になっていたりと、遊びやすくはなっているみたいです。

攻略情報はコチラ


このエントリーをはてなブックマークに追加

おきらくゲームソフト事典 Topへ
Copyright (C) 2011-2021 うかりこ. All Right Reserved
プライバシーポリシー・免責事項