機動戦士Ζガンダム・ホットスクランブル-おきらくゲームソフト事典-

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機動戦士Ζガンダム・ホットスクランブル

ジャンル:シューティング
メーカー:バンダイ
発売日:1986年8月28日
ハード:FC

概要

機動戦士Ζガンダムを題材としたアクションシューティングゲームです。ゲームとしてはZガンダムを操作して、3Dでの地上面、宇宙面、そして、2Dでの要塞面と進んでいき敵と戦います。

3Dステージではそれぞれのステージ決められた目標、一定時間経過や指定のモビルスーツ撃破を達成する事で先に進め、2Dステージでは要塞のコアを破壊する事でクリアになり、次のステージに進むことが出来ます。

出来栄えとしてはあまり良くなく、評価も決して高くはない作品です。まず、3Dステージでは敵がはっきりと画面に映らないので、何と戦っているのかが良く分からないです。スピーディな展開と言えるのかもしれませんが、あまりに一瞬しか映らないので、良く分からないです。そのため、狙って敵を攻撃する事が出来ず、ただ闇雲に攻撃していると何となく敵を倒して、何となく先に進めるという感じになっています。

2DステージではZガンダムを分かりやすく操作できるという点は面白いのですが、それほど複雑ではない迷路、単調な敵、どのステージでも基本的には変わらないコアとの戦いと単調な感じだったりします。ちなみに2Dステージはテグザーとの類似点を指摘される事がありますが、ファミコン版で単純に比較すると、テグザーより出来が良いのではと言われる事もあり、その点は少し皮肉に感じてしまいます。

元々は3Dステージのみのゲームだったそうですが、テストプレイの評価が良くなかったため、2Dステージが加わり、3Dステージが簡略されこの形となったそうです。本来あったバージョンはファイナルバージョンとして、限定でプレゼントされたそうです。そのバージョンでは3Dステージのみで戦闘のパターンも違っていたようです。

仮定の話をしてもしょうがないのですが、そちらのバージョンが発売されていたら、どういう評価をされていたのかと言うのは気になってしまいました。セールスと言う意味では本作は成功した部類に入る作品で、そう考えると3Dのみの難しいゲームだったらどうだったんだろうとは思います。実際、当時プレイしていた感じとしては、単純にZガンダムを操作できるのが分かりやすかった2Dステージの方が楽しめた記憶もあります。

そう考えると、2Dステージをもっと突き詰めていくという選択肢もあったのではと思いました。結果的に2D、3D共に中途半端な内容と感じてしまうのは残念だなと思ってしまいます。

ちなみにガンダムシリーズの初のゲーム化作品でもあります。ガンダムシリーズのゲームと言うと、当たり外れが多かったりしますが、最初の作品の出来や作られた経緯を考えると、そうなってしまった理由も分かる気がしてしまいます。

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