がんばれゴエモン!からくり道中-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：アクション
メーカー：コナミ
発売日：1986年7月30日
ハード：ＦＣ

ゴエモンを操作して、悪さをしている全国各地の大名を懲らしめるアクションゲームとなっています。ただ、ゲームとしては、通行手形を３つ集めて、関所に持っていき、次のステージに進むという形になっています。

通行手形は各ステージの隠し通路や３Ｄの秘密の迷路などに隠されています。ゴエモンを邪魔する敵を避けながら、手形を見つける必要があります。ステージはバラエティに富んでいて、町や村、山や海、そして、城などがあります。道具屋で売っているアイテムを買いゴエモンをパワーアップさせる事が出来ます。

通行手形を売っているお店もあり、それによってクリアをする事も可能ですが、最初の頃はともかく、後半に入ると値段が高くて普通に買うのは苦労します。マップが広大なステージもありますので、時間を考えたりすると場合によっては買ってしまった方が良い場合もあるのですが、手持ちのお金の事を考えるとなかなか悩ましい所です。

どこに何があるのかと言うのをしっかりと把握する事が出来れば、それだけテンポ良く進める事になります。アクションで難しい所もあるのですが、決して、クリア出来ないという感じではなく、そのバランスが絶妙で楽しめました。ただ、このゲーム全部クリアしようとすると大変です。

１周で１３ステージあり、それを普通にクリアしようとすると１〜２時間かかります。それで終わりであれば、どうにかなるのですが、１周クリアするとすぐに次の国に移り２周目が始まります。これが８カ国ぶんあるので、合計で１０４ステージをクリアする必要があります。

しかも、このゲーム、パスワードなどによるコンティニューと言うのは用意されていません。そのため、本当にクリアしようとしたら電源を切らずに最後までプレイする必要があるというのが難点でした。

２周目以降でも、基本的には１周目と変わりないと考えれば、１周クリアで良いと言えるのかもしれませんが、１周クリアで喜んでいる時に普通に２周目が始まった時の衝撃と言うのは覚えています。

そのため、当時はクリアまでたどり着く事が出来なかったです。今だと、バーチャルコンソールなどでプレイする事が出来ますが、セーブ機能があるので、そういう悩みは解消されています。

実際、プレイしてみると時間は掛かりましたがクリアする事は出来ました。ただ、２周目以降は同じことの繰り返しなので、ちょっと飽きてしまい、集中力を持続させる方が辛かったりします。それでも、一度にやる必要が無いというのはやはり大きいです。

がんばれゴエモンはシリーズ化されて、コナミを代表するキャラクターのひとつとなっていきます。

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