タッグチームプロレスリング(FC)-おきらくゲームソフト事典-

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タッグチームプロレスリング(FC)

ジャンル:スポーツ
メーカー:ナムコ
発売日:1986年4月2日
ハード:FC

概要

プロレスを題材としたゲームです。ファミコンでプロレスを題材としたゲームとしては、本作より前にキン肉マン マッスルタッグマッチと言う作品も一応ありますが、漫画、アニメ原作の作品ですし、内容としてもアクションゲームと言う感じなので、本作が初のファミコンでのプロレスゲームと言った方が正しい気がします。ちなみに元々はザ・ビッグプロレスリングと言うタイトルのアーケードゲームで、そちらは世界初のプロレスを題材としたゲームと言われていたりします。

タイトルにある通り、タッグマッチでの試合になっています。登場するのは、リッキーファイターズ(リッキーとウルトラマシーン)、ストロングバッド(ウォーリーとマスクロス)の2つだけで一人用では、リッキーファイターズを操作して、ストロングバッド相手に戦いを繰り返していき、二人用では、2P側がストロングバッドを操作する事になります。

1人プレイの時には勝ち数を重ねる事でタイトルを獲得していき、それに合わせて相手の強さも変わってきます。ゲームでは、パンチを当てると、カウントが始まり、その間に技を選択して決める事が出来ます。フォール、ギブアップ、リングアウトを奪えば勝利となります。体力を如何に減らして技を決めるのかがポイントになります。

選べる技はキャラクターによって異なります。キャラごとに必殺技が用意されているのですが、その必殺技は決まった相手にしか使えないという不思議な要素があったりします。これを理解していないと、なぜか必殺技が出てこなくて戸惑うなんて事になり兼ねないので注意が必要です。戦い方によりもますが、場外で体力を奪いながら、リングアウトを狙うのが比較的楽な戦い方なのかなと思ったりします。タッグマッチなので、選手の交代のタイミングが重要で、また、裏技でフォールされた時に、パートナーにハリセンで助けてもらえる技なんてのもあったりします。

後のプロレスのゲームを考えても、技の出し方は独特な感じがしますが、その数は意外と多くて、それなりに楽しめるプロレスゲームと言う気はします。さすがに今見ると、対戦相手が同じだったり、必殺技が特定の相手にしか決まらないなど、気になる部分はありますが、シンプルで楽しめる作品ではあると思います。ファミコン初の本格的なプロレスゲームとしての意味合いは大きかったのかなと思いました。音声合成なんてのも特徴のひとつとしてあげられています。

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