ソンソン(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：シューティング
メーカー：カプコン
発売日：1986年2月8日
ハード：ＦＣ

孫悟空を題材としたアクションシューティングゲームです。主人公の見た目は孫悟空、同時プレイの２Ｐ側は猪八戒ですが、それぞれ、ソンソンとトントンと言う名前で、設定としては、孫だか、その孫だかで、正しくは良く分かりませんが、子孫と言う事は間違いないみたいです。ありがたいお経を手に入れるため天竺を目指すというお話になっています。

ゲームとしては横スクロール型のゲームで６段になっているステージを上下に移動しながら現れる敵をショットで倒していきます。ショットの連射が思ったほど、出来ないのであまり闇雲に連射していると肝心なところでショットを打てなくなってしまったりします。かと言って、固い敵も出現するので、連射するポイントと言うのも見極める必要があります。敵の動きをちゃんと見て、対応していくことが重要です。二人同時プレイが可能と言うのもひとつの特徴になっています。

ゲームとしては単純でパワーアップの類も無いので、シンプルな作品になっています。そのため、単にクリアだけを目指すのでは無く、高得点を狙っていくタイプのゲームです。高得点を狙っていくには食べ物を逃さないように取っていくことが必要です。スモールフーズは一見、得点が低いので軽視してしまいますが、得点が多い、ジャンボフーズを出現させるには一定数取る必要があるので、取り逃ししないようにする必要があります。ただ、無理して取ってミスしては意味がないので、その辺をどう考えるかが大事です。敵を全てジャンボフーズに変えるＰＯＷの存在も重要で、どの場面で取ると効率よく敵をジャンボフーズに変えて取る事が出来るのかを考える必要があります。

元々はアーケードゲームで、ファミコン移植版になります。グラフィックなどに差はありますが、ゲームの雰囲気としてはちゃんと再現されている作品だとは思います。説明書にＢＧＭに付けられた歌詞が書かれていたりもしました。ただ、ファミコンと言うハードのためか、敵が大量に登場した時にチラつきと言うのはかなり気になってしまいます。二人同時プレイが再現されているのは嬉しいのですが、このチラつきの影響は大きく、ストレスを感じてしまう部分ではあります。

ソンソンとしては、続編と言うのがＰＣエンジンで登場していますが、ブラックドラゴンと言うアーケードゲームのアレンジ移植版として登場した作品になっているので、完全にオリジナルと言う感じではありません。

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