ロットロット-おきらくゲームソフト事典-

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ロットロット

ジャンル:パズル
メーカー:徳間書店
発売日:1985年12月21日
ハード:FC

概要

転がるボールを落して点数を稼いでいくゲームです。

ルールを文字で説明するのはなかなか難しいのですが、ステージは4×4の16分割された部屋になっていて、その部屋をボールを通過させながら、下に落し点数を稼いでいきます。ボールは上から落ちて来て、最初はその場で左右に移動するだけですが、床や壁に穴が開くと下に落ちたり左右の部屋に移動します。床や壁に開く穴はランダムになっていて、ボールも自動的に左右に移動します。

プレイヤーが操作するのは、部屋の中にあるボールを入れ替える事が出来る矢印のみです。ただ、矢印の操作にも特徴があります。矢印には赤い矢印と緑の矢印があり、プレイヤーが操作できるのは、赤い矢印のみとなっていて、緑の矢印は少し遅れて赤い矢印と同じ動きをします。そのため、上手くボールを移動させるには、赤の矢印を操作しながら緑の矢印をどう移動させるかを考える必要があります。

実際にプレイしてみると、操作自体はそれほど複雑ではないのですが、ある程度、先読みして、矢印を操作させる必要があってかなり難易度が高いです。

ボールは落す場所によって得られる得点が異なります。ただし、一番左下の部屋で下にボールが落ちるとアウトになってミスとなってしまいます。この一番左下の部屋は床が赤い紐になっていて、ランダムに穴が開く事は無いのですが、ボールが溜まるとカニがやってきて、赤い紐を切ろうとします。切られてしまうとミスになってしまうので、如何にボールを左下の部屋に溜めないかが重要になります。

ステージごとに決められた得点を満たすとクリアになり、次のステージに進みます。

ボールには、たまに赤いボールが紛れています。この赤いボールは壁を右方向に抜ける事が出来ないという特徴を持っています。この赤いボールをどう処理するかも重要になります。上手く利用すると壁を開けっ放しにする事も出来るので、単に下に落すだけでは無い使い方も考える事が重要になります。

画面を見ても分かる通り、派手なアクションがあるゲームでは無く、単純なパズルゲームと感じるのですが、やり始めると意外と夢中になって時間を忘れてプレイしてしまうというタイプのゲームです。後半に進むにつれて難易度はかなり高くなっていき、単純な反射神経だけではどうにもならなくなってしまいます。

この辺のプレイ感覚と言うのは、後に流行る落ち物パズルと共通した物があるのではと思ってしまいました。元々はMSX用の読者投稿のゲームだったらしく、アイデアひとつで作り上げた感じがするのは興味深いです。

攻略情報はコチラ


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