ルート16ターボ(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：アクション
メーカー：サン電子
発売日：1985年10月4日
ハード：ＦＣ

愛車マッドエックスを操作して、悪の組織カンハルーの秘密基地からお金を全て集める事が目的のアクションゲームです。ゲームとしては決められたアイテムを全て取る必要があります。

ステージ全体が見渡せるレーダーモードと各部屋に入ると切り替わるメイズモードに分かれています。敵の動きを見ながら各部屋に入る必要がありますが、各部屋は迷路状になっているので、各部屋の構造と言うのもちゃんと理解する必要があります。また、部屋に入る事で、敵の動きが変わったりするのでなかなか全てが思う通りにはいかないです。レーダーモードで表示されたアイテムを全て取るとクリアとなります。

特徴的なのはマッドエックスは一度走り出すと止まらない事。そのため、部屋の構造を考えて適切に操作しないと、意図しないところに行ってしまいます。それで助けられる事もあるのですが、大概の場合はミスにつながるので注意が必要です。燃料があればターボを使う事が出来るので、それで一気に逃げる事も出来ますが、無くなると使えなくなるので使うポイントは考える必要があります。

アイテムで重要なのが、敵を倒す事が出来る旗で、これをどのタイミングで取るかが重要になります。ただし、モンスターは旗を取っても倒す事は出来ないので注意が必要です。また、取り方によって触れるとミスになる爆弾に変わるアイテムがあったりするので注意が必要です。

通常にプレイすると９面までで、９面は条件を満たしてもクリアとはならず、ゲームオーバーを待つだけとなります。そういうゲームなのかと思いきや、後にゲームの解析が行われた事で、１０面の存在、２周目で得点が２倍になる１１面から２０面の存在も確認されています。そのため、９面をクリアできないのはバグだったのではと言われています。ただ、真偽のほどは分かっていないです。

一部では１０面以降に重大なバグがあったので、それを隠すために意図的に９面をクリア出来ないようにしたという噂があったようですが、それも真偽のほどは分かっていません。いずれにしろ、本来意図していた形としては１０面で、２周目合わせて２０面だったようで、その形で遊べるようになっていなかったというのは残念だなとは思ってしまいました。ちなみにクリア時に表示され、当時プレゼント企画のキーワードでもあったシークレットレターは５面までで全て表示されるので、その点では支障が無かったようです。そういうのも考えるとこのバグが意図的であったのかどうかは分からないのかもしれません。

元はアーケードゲームのルート16で、グラフィック強化や難易度選択が加えられた形でファミコンに移植されたそうです。

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