ハイパースポーツ(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：スポーツ
メーカー：コナミ
発売日：1985年9月27日
ハード：ＦＣ

ハイパーオリンピックの続編的作品です。ハイパーオリンピックと同様、専用のコントローラーハイパーショットを用いて、プレイします。種目は全て入れ替わっていて、クレー射撃、三段跳び、アーチェリー、走高跳の４種目になっています。

元々はアーケードゲームで、ハイパーオリンピック'84と言うタイトルでした。１９８４年に開催されたロサンゼルスオリンピックに合わせた形で登場した作品でしたが、ファミコン移植はその翌年の１９８５年でタイトルも変わっています。タイトル変更にはオリンピックと言う名称の権利関係が理由と言われています。アーケード版では７つの競技がありましたが、ファミコン版ではアーケード版から３つ、更に前作の移植の際に省かれた走高跳が本作に含まれた形で登場しています。ちなみにアーケード版にあって、省かれたのは水泳、跳馬、重量挙げ、棒高跳の４つです。

前作は基本的には連打だけが求められるゲームで、とてもシンプルな感じでしたが、本作ではどちらかと言えば、タイミング重視の競技が多いです。その分、ちゃんと考えてプレイする必要があり、緊張感が求められ、やりごたえがあると感じる部分もあるのですが、難易度は全体的に高くなり、シンプルに遊べなくなった気がします。単純に連打ゲームを想像していると、少しイメージは違うかもしれません。

また、収録されている競技が全般的に地味だったという印象もあり、前作と比べてしまうと、単純に面白いと言うのは難しい内容だった気がします。出現させると当時のネタとして面白いと感じる物もあったりします。

隠しキャラも前作同様用意されていますが、パーフェクトを狙ったり、ゾロ目の記録を出したりしないといけないので、なかなか出現させるのは難しいです。

ファミコンのハイパーショット対応のシリーズとしては本作で終了する事になりますが、コナミのオリンピックのスポーツ関連のゲームとしては、コナミックスポーツと言うタイトルでファミコンやゲームボーイで作品が出ています。

また、ハイパースポーツシリーズとして、アーケードで続きが出ていたり、更に後にはオリンピックと言うタイトルの許諾を受けて、ハイパーオリンピックと言う名前のついた作品がアーケードやその他のハードで登場していたりもします。

何だかんだで、オリンピック絡みのスポーツゲームを考えた時に、このシリーズの作品の事は思い出さずにはいられないという気になってしまいます。

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