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本将棋 内藤九段将棋秘伝(FC)

ジャンル:テーブル
メーカー:セタ
発売日:1985年8月10日
ハード:FC

概要

将棋のゲームです。ファミコン初の将棋のゲームでもあります。タイトルにもあるように内藤九段が監修した作品でもあります。ちなみに個人名が前面に押し出されたタイトルと言うのもファミコンでは初だと思います。

タイトルそのままの将棋のゲームで、内容としてはとてもシンプルにコンピュータと対局するだけの物になっています。先手、後手、飛車落ち、二枚落ち、時間制限有り無しを選ぶことが出来ます。ファミコン初の将棋のゲームですので、仕方ない部分はあると思いますが、コンピュータの強さを選んだり、詰将棋などの要素は無い作品です。また、対局も一局のみで勝敗を競うだけで、トーナメントとか、リーグ戦と言ったものもありません。本当にシンプルにコンピュータと対局するだけのゲームです。

ある意味でとても分かりやすい作品と言えるのかもしれません。ファミコンでコンピュータ相手に将棋を出来るという意味では、それなりに意味がある作品だったとは思います。こういうゲームだと思考に掛かる時間と言うのが気になりますが、意外とテンポ良く指してくれるので、それほどストレスは感じないです。それが理由なのかは分かりませんが、その分、あまり強くありません。

結構、強引な手でも勝ててしまう事もあり、その部分では少し将棋が出来る人であると物足りなさは感じてしまうのかもしれません。また、ある特定の手筋だと簡単に勝ててしまうというところがあり、そういうところもちょっと気になる部分ではあります。15手で勝てる裏技と言うのもあります。

後から見るといろいろと気になるところはありますが、この頃に出た将棋のゲームとしてはそれなりに楽しめたと言える気がします。個人的に気になるのは、対戦相手のコンピュータの姿で、今見てもカメラの頭と言うのはシュールに感じてしまいます。また、待ったが出来るのですが、そのためにはボタンを連打する必要があります。簡単には待ったが出来ないという事なのかなと思いつつ、それでもなぜ連打なのかは疑問に思ってしまいました。待ったを頼むときにはプレイヤーがペコペコ頭を下げていて、その姿は意外と切なかったりします。

将棋のゲームとしては、この先もいろいろと出てきますが、当時のゲームの強さが今だとどれくらいなんだろうというのは少し気になりました。現在だとプロ棋士に勝つ将棋ソフトと言うのも出てきますが、さすがにそこまでの強さを求めるのは酷でしょうか。

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