エレベーターアクション(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：アクション
メーカー：タイトー
発売日：1985年6月28日
ハード：ＦＣ

スパイとなり、敵のビルに侵入して、機密種類を全て盗み出す事が目的のアクションゲームです。ビルの屋上から侵入し、赤い扉に隠された機密書類を全て盗み出し、地下に止めてある車で脱出すればステージクリアになります。敵のガードマンを銃やキックで攻撃したり、避けたりしながら進めていきます。

階の移動はエレベーターやエスカレーターを使いますが、タイトルにある通り、エレベーターをどう扱うかが重要になってきます。普通に乗って上下に移動するのが基本的な操作になりますが、天井に乗る事が出来たり、敵を踏みつぶしたりするのにも使えます。エレベーターの天井に乗っている時には自分でエレベーターの操作が出来ないため、注意しないと天井と挟まれてミスになってしまう事もあるので気を付ける必要があります。また、敵もエレベーターで移動してくるので、油断してはいけないです。

時間経過とともに敵の攻撃が激しくなっていきます。この攻撃の激しさは最初はそれほど実感しないのですが、次第に回避不可能と思えるほど激しくなってくるので、そうならないように素早く進める事が攻略には重要になります。早く移動したいのに、そういう時に限って、なかなか来ないエレベーターにイライラさせられたりする事もあります。

攻略のポイントとしてはとりあえずは一番下までたどり着くことを優先する事が重要です。機密書類を全て盗み出していない場合には、機密書類が残された階の直前まで自動的に戻されますが、この時、敵の攻撃が一旦落ち着きます。その間に取り逃した機密書類を集めて、再び下の階を目指すというのを繰り返すと比較的容易にクリアを目指せます。

今プレイすると、少し操作性が悪くて、なかなか思うようにプレイできないと感じるところもあるのですが、とてもシンプルで分かりやすいゲームなので、十分に楽しめる作品でもあります。ガードマンを的確に倒しながら進めるのはちょっとした映画のようと言うと言い過ぎでしょうか。

元はアーケードゲームで、かなり人気があったタイトルでもあります。移植版としては様々なハードの物がありますが、ファミコン版が一番有名な気がします。ゲームボーイ版と言うのもありますが、そちらはライフ制になっていたり、武器が追加されていたりと、アレンジ移植版と言う感じになっています。

アーケードでは続編が登場していますが、ゲームとしては別物と言う感じの内容になっています。ちなみに、ファミコンへ移植される事はありませんでした。

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