ハイパーオリンピック(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：スポーツ
メーカー：コナミ
発売日：1985年6月21日
ハード：ＦＣ

オリンピックをやっていると何となく思い出してしまうゲームのひとつです。１００ｍ走、走り幅跳び、やり投げ、１１０ｍハードルの４つの競技を順番にプレイする事が出来ます。

ゲームとしては、結構、単純な感じの連打ゲームです。基本的には連打してスピードを上げ、必要に応じて、ジャンプしたり、槍を投げたりする感じです。専用のコントローラーが用意されていたのも特徴でした。ハイパーショットと呼ばれるコントローラーでＲＵＮとＪＵＭＰのボタンが用意されています。

ひたすら連打をするゲームなので、どういうやり方をするのかが重要でした。本当に真面目にボタンを叩く方法から、こする方法、十円玉や定規を使う方法など、さまざまな方法を試した記憶があります。やり過ぎて、定規が壊れたり、コントローラーが壊れたりと意外と切ない事になった人もいたみたいです。

とても単純なゲームなのですが、だからこそ盛り上がれた感じのゲームと言えるかもしれません。今だと競技数が少ないと感じる部分はあるかもしれませんが、当時はそれでも盛り上がれました。友達同士で対戦するのも楽しいですが、その時には連射でズルをするかどうかの駆け引きがあったりします。喧嘩になる原因にもなり兼ねないので注意が必要かもしれません。

特定の条件によって隠しキャラを出す事が出来ます。それによって点数をもらえるのですが、記録を目指すのか、点数を目指すのかはどっちが良いんだろうと思う事がありました。ステージを進めるためには、記録を狙った方が良いですし、ある程度の記録が出ないと次に進むことが出来なくなります。

元はアーケードのゲームで、そちらはハンマー投げと走り高跳びもあって６種目だったようです。

タイトルにオリンピックと言う文字が入っていますが、当時はここら辺の権利関係はあまり厳しくなかったようです。後にそこら辺が厳格した事で、シリーズ作品でありながら、オリンピックのタイトルが含まれていない作品もあったりします。ちなみにファミコンでの続編はハイパースポーツと言うタイトルで登場しています。

また、本作のキャラクターがバカ殿に変わったハイパーオリンピック殿様版と言うのもあったりします。レア物と言われているみたいですが、中古市場だと意外と数が出回っているという話もあり、そこまでレアと言う感じではないみたいです。ちなみにキャラクターがバカ殿に変わっている以外、競技の選択が可能になっていたりと少しマイナーチェンジされている部分もあります。

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