エキサイトバイク(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：レース
メーカー：任天堂
発売日：1984年11月30日
ハード：ＦＣ

制限時間内にゴールを目指すバイクのレースゲームです。横スクロール型のレースゲームになっています。

レースのモードとしては２つあり、ひとつは一人で走ってただひたすらベストタイムを目指すものと、もうひとつはコンピュータが操作する対抗モトクロッサーも一緒に走っているモードです。相手にぶつかると転んでしまいますので、対抗モトクロッサーの事も考えてプレイする必要があります。これら二つのレースモードの他にコースを自由に作れるエディットモードがあります。

コースにはウィリーで通過しないと転んでしまう障害物やスピードが落ちるぬかるみ、ジャンプ台などが用意されていて、それらを上手く交わしたり、利用したりしながら進める事が重要になります。特にジャンプ台はどこまで飛ぶのか、着地の体勢をどうするのかなど、考えながら対処する必要があります。

バイクにはターボが付いているのですが、ターボを使い過ぎるとオーバーヒートしてしまいます。クールゾーンと呼ばれる、エンジンの温度を下げるゾーンもコースにはあるので、その部分がどこにあるのかもしっかりと把握しておく必要があります。

エディットモードでコースを作るのが面白い作品でもあります。高いジャンプ台を設置してハイジャンプを楽しめるコースや、たくさんの障害物を仕掛ける難コースなども作る事が出来ました。ただ、コースを保存するためには、ファミリーベーシックとデータレコーダなどが必要になるため、基本的には電源を切るとやり直しになるというのがちょっと切なかったです。ちなみに後に登場するファミコンミニ版やバーチャルコンソール版では保存が可能になっていたりします。

ゲームとしてはとてもシンプルな内容で、そのためにプレイヤーのテクニックが求められる作品でもあります。今となっては派手さはありませんが、当時はジャンプを駆使しながら走ったり、オーバーヒートにならないようにギリギリでターボを使ったりするのがとても楽しかった作品でした。

ディスクシステムでも登場しているのですが、そちらはVS.エキサイトバイクと言うタイトルになっています。エキサイトバイクのアーケード版をファミコンに移植したという形になっているのですが、対戦が可能になっていたりと、より楽しめる要素が追加になっています。ゲームの内容を考えると、対戦と言うのは追加して欲しかった要素のひとつだったのではと思いました。

ちなみに、ファミコンオリジナル版もディスクシステム版もバーチャルコンソールで楽しむことが出来ます。

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