ゼビウス(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：シューティング
メーカー：ナムコ
発売日：1984年11月8日
ハード：ＦＣ

ソルバルウを操作し、ガンプが操るゼビウス軍と戦うシューティングゲームです。アーケードで人気があったゲームのファミコン移植版で、その人気の高さからファミコン本体の売り上げにも大きく貢献したゲームと言われていたりもします。

ソルバルウは対空ショットのザッパー、対地ショットのブラスターの２種類の武器を持っています。ザッパーは正面に向けて発射されるのでそれほど意識することなく使えるのですが、ブラスターはターゲットを狙って撃つ必要があり、若干の時差が発生するので、その特性をしっかりと理解する事が必要になります。

それまでのシューティングとは大きく異なる要素がいくつもある作品で、後にそれらの要素がスタンダードになっている事を考えると、かなり意味深い作品と言える気がします。個人的に印象深いのが背景でしょうか。これまで宇宙空間と言う感じで、単色だったのが多かったシューティングゲームでしたが、カラフルで全く違った印象を受けました。それをファミコンでちゃんと再現されていたのが嬉しかったです。

その他にもシューティングゲームにストーリー性を持たせ、それをゲームのシステムに反映しているという特徴もあります。ただ、ファミコンではそのことに関して、説明書などであまり詳しく語られていないので、その点は少し残念だったなと思う部分ではあります。

隠し要素と言うのも注目されていた作品で、ソルやスペシャルフラッグなどを探すのも楽しかったです。特にソルは注意深く見ていれば、ブラスターの照準が反応しますので、余計に見逃さないようにプレイしたくなります。

また、裏技によって無敵になる事が出来るというのも話題になりました。ただ、実際に無敵にしてプレイすると何とも微妙な感じでした。無敵になって遊ぶことが出来るので、どこまでも遊べるというのは最初は楽しかったのですが、緊張感が無くすぐに飽きてしまったのも覚えています。

様々な噂話があったのも特徴で特にバキュラが２５６発で倒せるというのはかなり話題になっていました。無敵技と組み合わせて、自力で破壊しようといろいろと試したのですが、全く出来なくてどうやったら破壊できるのか知りたかったです。ちなみに物理的に２５６発当てる事不可能だそうです。大人になってからその話が間違っていた事を知って驚いたのを覚えています。ちなみにこのネタはその後のゼビウス関連作品のネタとして使われる事もあったりします。

続編はアーケードで出ていたり、ファミコン独自の続編と言うのもあったりしますが、１作目ほどの評価は受けていません。

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