4人打ち麻雀(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：テーブル
メーカー：任天堂
発売日：1984年11月2日
ハード：ＦＣ

麻雀のゲームです。タイトル、そのままで４人打ちの麻雀が出来ます。ちなみに発売は任天堂ですが、開発はハドソンが行ったらしくタイトル画面には、ハドソンのクレジット表記があったりします。

ちなみに元はＰＣのゲームだったらしく、ファミコン版ではタイトルが変わって登場しているようです。

ゲームとしてはとてもシンプルでタイトル画面で食い断のあり、なしを選んだら、後は淡々と４人打ちの麻雀をするだけです。本当にタイトルそのままの４人打ち麻雀でそれ以上でもそれ以下でもない作品です。

ゲーム画面もシンプルで４列で手牌と捨て牌が並んでいるだけです。難易度の変更なども含めて、特別な要素が全くないと言っていいほどシンプルな作品です。

当時の状況としては、本作の前年にファミコンの麻雀が発売されていて、１年経ってから４人打ちが出たという感じです。今、見ると本当に地味で特徴のない麻雀のゲームと言う感じではあるのですが、当時は４人打ちが出来るというのはそれなりに魅力だった気がします。

売り上げ本数も意外と多く、ミリオンセラーとなっていて、ファミコンソフト全体の売り上げのランキングでもなかなか良い所に入っています。麻雀には叶わなかったようですが、それでも、麻雀と同様ロングセラーになった作品と言えるのかもしれません。

当時の状況もありますが、いろいろと余分な物を追加するより、シンプルで遊びやすい方が良いという例を示しているのかもしれません。逆に言えば、４人打ち麻雀のゲームとして、完成された形が示されているため、後発のゲームはいろいろと特徴を出そうとして、逆になかなか上手くいかないという状況になったのかもしれないと思いました。そういう意味では、麻雀と本作を超えるような麻雀のゲームと言うのはなかなか難しいのかもしれません。

シンプルなだけに、今、プレイしても当時と同じ様な感じで遊べる気がします。気が付くと夢中になっているなんて事にもなりそうだなと思ってしまいました。

セレクトボタンを押すと、相手の手牌を全て見る事が出来るという裏技があります。この技を使ってプレイすると手の内が分かるので有利に進める事が出来ます。特にリーチされた後に見れば、振り込みは避ける事が出来るのでかなり有利です。ただ、やり過ぎてしまうと、ゲームとして面白さは半減してしまう気がするので、注意が必要かもしれません。

任天堂の麻雀ゲームとしては後に役満シリーズと言うのも出ています。

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