ドンキーコング3(FC)-おきらくゲームソフト事典-

ジャンル：シューティング
メーカー：任天堂
発売日：1984年7月4日
ハード：ＦＣ

ドンキーコングシリーズの第３弾です。前作、前々作とマリオ対ドンキーコングと言う組み合わせのゲームだったのですが、本作では主人公がスタンリーとこれまでには登場してこなかったキャラクターになっています。しかも、ゲームも前作まではステージクリア型のアクションゲームだったのですが、シューティングゲームのような感じになっていて、作品としても全くの別物と言う感じになっています。ちなみに本作がシューティングであれば、ファミコン初のシューティングとなります。

フラワーパークを襲ってきたドンキーコングや昆虫をスプレーで撃退するというゲームになっています。ちなみに、これまでのシリーズと同様、アーケードゲームの移植版になります。ドンキーコングにスプレーを当てて上まで押し上げるか、一定数の敵を倒せばステージクリアとなり、ドンキーコングが下まで降りてきたり、敵や敵の攻撃に当たるとミスになります。

ステージには花があり、敵によって持っていかれてしまうので、それを防ぐこともゲームの目的となっています。ただ、花はボーナス点に影響はしますが、持っていかれてもミスになったり、クリアには関係ありませんので、状況によっては割り切った方が良いです。いろいろなやり方はありますが、手っ取り早くステージをクリアしようと思ったら、すぐにドンキーコングを上まで押し上げるのが一番です。他の敵にはあまり関わらない方が効率は良い気がします。

パワースプレーと言う強力なスプレーもあります。手に入れるためにはドンキーコングを押し上げて、落させる必要があります。かなり強力で一気に攻略する事が出来るのですが、一度にひとつしか手に入らないので、使いどころは考える必要があります。ただ、取っておいてもミスしては意味がありませんので、迷ったら思い切って使ってしまった方が良いような気はします。

ファミコンでのドンキーコングシリーズとしては本作で終了になり、後にスーパードンキーコングシリーズとして、スーファミで登場するのは１０年以上先になります。そちらは純粋なアクションゲームであることを考えると、シューティングと言うのはかなり特殊なゲームだったなと思います。主役のスタンリーもその後活躍する姿を見る事は無く、スマブラのフィギュアなどでちょこっと姿を見せるぐらいにとどまっています。

そういう事もあってか、ドンキーコングシリーズとしては、マイナーと言うか、つい忘れられてしまう存在だったりします。

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