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ベースボール(FC)

ジャンル:スポーツ
メーカー:任天堂
発売日:1983年12月7日
ハード:FC

概要

タイトルからも分かる通り、とても分かりやすい野球のゲームです。ファミコン初のスポーツゲームで、ファミコン初の野球のゲームでもあります。

当時のセ・リーグの6チームをイメージした6チーム、C、D、G、S、T、Wからチームを選び対戦します。投げて打ってと言うシンプルな形のゲームですが、後に人気シリーズとなるファミスタなどと比べると基本的な部分で言えば、このゲームと変わらないと感じる部分も多いです。

野球と言う同じものを扱っている事もあるとは思いますが、そういう意味では、後の野球ゲーム全般に与えた影響と言うのも大きいと言えるかもしれません。ただ、全体としては大雑把な作りになっています。

まず、各チームはユニフォームの色が違うだけで、チームごとの能力差は全くありません。選手名が表示される訳でもありませんので、本当に色だけの違いです。更に、投手、打者の右左はランダムになっていて、打順をいじる事も出来ないという後の野球ゲームから考えると考えられないようなとてもシンプルな作りになっています。

それでも、当時としては面白く楽しめました。それほどゲームとして、複雑な物を求められていなかったという事もあるのかなと少しだけ思いました。ちなみにスポーツゲームとしての売り上げランキングで見ると、今でも上位に位置しているというのはなかなか面白い所かもしれません。

海外のファミコンであるNES版という物もあるらしく、そちらはチーム名がメジャーのチームをモチーフとしているみたいです。また、ストライク、ボールのカウントも当時のメジャーに合わせています。現在だと、こっちの表記の仕方が日本でも当たり前になっているので、今だと日本版の方が違和感を感じるのかもしれないです。

更に球速表示がマイル表示だったりと細かい部分ではいろいろな違いがあるみたいですが基本的な部分では同じみたいです。野球のゲームだと移植が難しいのではと思ってしまうのですが、これだけの変更ですむならすぐに対応する事は可能なのではと考えてしまいました。

ゲームの進化を見る時に、何を基準にすれば分かりやすいのかと言うのを考える時がありますが、基本的なルールが変わらない物、それでいて、変わらぬ人気がある物と考えると、野球ゲームを比較するという事はとても分かりやすいかもしれないです。逆に今の野球ゲームが失っている物が見つかるのかもしれないというのは、少し大げさな言い方でしょうか。

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