シリーズ物の変化 ファミコン ファイナルファンタジー編-おきらくゲームソフト事典-

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シリーズ物の変化 ファミコン ファイナルファンタジー編


ドラゴンクエストと並んで、ファミコン及びその後のRPGの代表するタイトルになったシリーズとしてファイナルファンタジーの名前が挙げられます。
比較される事が多い2作品ですが、その立ち位置は結構違っています。ドラゴンクエストが、まだRPGというのが、世間一般に浸透していなかった時代に登場したのに対して、ファイナルファンタジーはドラゴンクエストによってRPGの形が定着した時代に登場したゲームとなっています。
ファミコン時代のドラゴンクエストが、シリーズが進むに連れて分かり易くバージョンアップしていくのに対して、ファイナルファンタジーシリーズは、一作品ごとにシステムが最初から確立されているという印象があります。ただし、そのシステムは作品ごとに大きく異なっていて、その点はドラゴンクエストとは異なる進化を遂げているように見受けられます。
第1作のファイナルファンタジーの特徴としては、ジョブがあります。ただし、ゲーム開始時に選んだジョブを変える事は出来ません。経験値によるレベルアップ、魔法の購入、回数などが特徴として上げられます。
第2作のファイナルファンタジーIIの特徴としては、レベル制が廃止され、プレイヤーの行動によって能力が上がるシステムになっています。武器や魔法にも熟練度が設定され、戦い方によって成長の仕方を変える事が出来るようになっています。4人パーティですが、4人目のキャラクターは物語を進めるに従って入れ替わるのも特徴的でした。ちなみにチョコボ、シドが登場したのも2作目からです。
第3作のファイナルファンタジーIIIの特徴としては、ジョブシステムが導入されました。物語が進むに連れてジョブの数が増えていき、自由にジョブを変える事が出来るようになっています。魔法に召喚魔法が加わり、モーグリが登場したのも3作目からです。
第4作目以降は、スーファミでの登場となりますが、一説によると、ファミコンで4作目の開発が行われていたそうですが、スーファミ向けに開発されていた第5作にあたる作品の内容を超える事が無かったため、開発中止になり、その第5作がIVとして登場したという話があると言われていたりします。
ファミコン版の4作目がどういった内容だったのかは、気になる部分ではあります。


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