アレンジ力-おきらくゲームソフト事典-

ゲームもある程度の歴史を経る事で、次第に古い新しいという概念が生まれていきます。初期の頃は、ハードの制約などもあり単純なルールのゲームが多かったですが、次第に複雑なルールやシステムのゲームが増えていきます。ゲームとしてどちらが優れているという事はありませんが、単純なルールの物は時代を経ても残されたという事で、多くの人に受け入られる傾向があるような気がします。
ただ、そういったゲームをそのまま、後の時代に出したとしても人気が出るとは限らず、アレンジする力が必要になってきます。
話題が出たゲームの評価をみると、如何にも時代を先取りしたという感じで評価される事が多かったりしますが、歴史を順番に追っていくと実はそのルール自体はすでに存在していてほとんど違いがなく、その表現の仕方や遊びやすさといった面での違いが大きい事が分かったりします。
単純にゲームに登場するキャラクターを変えるだけで大きく変わったり、いろんなバランスを変えながらも元のゲームとしての本質を残したりと、いろいろなアプローチがあると思いますが、こういったアレンジする力の影響は大きい事はわかっていても、実現する事は難しいのだろうなと思ったりもします。

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