１９８８年のまとめ-おきらくゲームソフト事典-

前年に引き続き、ＲＯＭカセットとディスクシステム合わせて１８０本以上のソフトが発売されていて、合わせた数でいうと最も多くのソフトが発売された年でもあります。とりあえず、ファミコンのゲームを作ろうという風潮は前年から続いていた感じがします。
続編物が少しずつ登場し始めていて、ファミコンの歴史が出来上がり始めた頃でもあります。
ドラゴンクエストＩＩＩの発売がこの年で、ゲームソフトの発売がニュースになり、徹夜で並ぶという社会現象が初めて起きた年であります。
この年、急激に増えたのがシミュレーションゲームです。当時のバブルな時代を反映してか、株の売買でありえない額を儲けるシミュレーションやパソコンでお馴染みの歴史シミュレーション、信長の野望、三國志、戦略シミュレーションのファミコンウォーズ、野球の監督気分を味わえるベストプレープロ野球、代わったところではアメリカ大統領選挙なんてものもあったりします。
ディスクシステムは、本数はそれなりに発売されていましたが、勢いが無くなっていくのは明らかで、徐々に衰退の道をたどっていく事になります。
前年のＰＣエンジンは、独自の路線で進んで行き、一定の人気を博してはいましたが、ファミコンを脅かすという存在までには至らず、ファミコン全盛期という感じの一年でした。

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