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1983年のまとめ


ファミコンは1983年7月15日に任天堂から発売されました。後に伝説的なゲーム機ととしてその名を残すことになりますが、発売した当時はそれほど話題にはなっていませんでした。今のようにプロモーションが盛んでなかったこともあるでしょうが、ゲーム業界自体がそれほど大きな産業として発展していなかったこともあるようです。
本体と同時に発売されたソフトは、ポパイ、ドンキーコング、ドンキーコングJr.の3本です。後にファミコンを象徴するようになるマリオも同時に登場しています。しかも、ドンキーコングではヒロインを救うヒーローとして登場していますが、ドンキーコングJr.ではコングを捕まえた悪者として登場しているという2面性を持っています。マリオが明確に悪者になっている珍しいソフトでもあります。
この頃のゲームは、アーケードからの移植というのが多かったようで、まだ海のものとも山のものとも分からないものをどうするのか、任天堂自体が試行錯誤していたような感じです。
ゲームセンターのゲームが家で出来るというのが、宣伝文句のひとつではありましたが、ゲームは子供によくないという印象をもたれないようにするためか、ポパイの英語遊びやドンキーコングJR.の算数遊びなど、教育面を売りにしたソフトも登場しています。
当時のファミコンの価格が14,800円。子供のおもちゃとしては高価なもので、それを意識していたのか、麻雀や五目並べなど少し大人を意識しているソフトも登場しています。


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