ドラえもん-おきらくゲームソフト事典-

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ドラえもん

ジャンル:アクション
メーカー:ハドソン
発売日:1986年12月12日
ハード:FC

概要

ドラえもんの映画、宇宙開拓史、大魔境、海底鬼岩城をモチーフとしたゲームです。物語としてはドラえもんを操作して、タイムマシンのトラブルで3つのワールドに飛ばされた、のび太くん、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫を助けるために冒険するというお話になっています。3つのステージに分かれていて、それぞれ開拓編、魔境編、海底編と映画の舞台をモチーフとしたステージになっています。特徴的なのは、それぞれのステージによってゲーム性が異なる事です。

最初の開拓編はトップビューのマップを移動しながら、マンホール内のサイドビューのステージを巡ってのび太くんを探します。隠しのマンホール、どこでもドア、アイテムなどを上手に見つける事が重要になります。

2番目の魔境編ではシューティングゲームとなっていてスネ夫やジャイアンを助けますが、二人を仲間にすると一緒に攻撃してくれます。ルート分岐があり、スネ夫やジャイアンを仲間にしたり、アイテムを入手するためにも見つける必要があるのですが、一部ではループになっているところもあり、ちゃんとルートを見つけないとゴールまでたどり着けないです。

3番目の海底編では、しずかちゃんを救出に行きますが、その前に、再び、のび太くん、スネ夫、ジャイアンを助ける必要があります。アイテムのやりくりと言うのがとても大事なステージで一度に持てるアイテムの数が限られているので、どのアイテムを持っていくのか、持ち運べないアイテムをどこに置いておくのかと言うのも考える事が重要になります。意地悪な仕掛けもあり、アイテムをどこかに持っていってしまうお化けや、ダイヤや金塊をたくさん取る事で、ペナルティとなる部屋に連れていかれたりするので注意が必要です。

ステージとしてはそれぞれ別になっているのですが、前のステージで次のステージで役に立つアイテムを事前に手に入れる事が出来たり、ドラえもんの体力の最大値は前のステージから受け継がれるため、最大値が上がる元気キャンディーをちゃんと入手しているかで後のステージの難易度が変わっていきます。

最終面である海底編の難易度が高すぎるのではと思う部分はありますが、全体としては原作の映画の雰囲気もしっかりと感じられて楽しめる作品になっています。キャラクターゲームではありますが、ゲームとしての出来が良いと言える作品だと思います。隠しキャラや隠し要素などでも、ドラえもんの世界観をちゃんと表現しているところは評価するべき点だと思います。

ドラえもんのゲームとしては珍しくハドソンから出ている作品で、後の作品との区別からハドソン版ドラえもんと呼ばれる事もあるそうです。


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